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インタビュー

山梨県北都留森林組合作業員 リーダー 舩木 示一 さん

上野原にいらした、きっかけは?
私の場合は、Uターンで上野原に戻ってきました。
舩木 示一さんいずれはUターンと思っていたので、長男が小学校に入るときに、「転校をしないように田舎に帰ろうか」という話で、家族も同意してくれたのでこちらに帰ってきました。
何回か土日とか、休みに帰ってきて、畑でじゃがいも掘ったりとかしてて。
子供にどっちがいい?って聞いたら「山梨の方がいい」って話でね。 だから、田舎にに住むことに対して、家族は、何も言わなかったんですけれど、これから何をしようかと一番困っていたのは、自分ですね。(笑)
帰ってきたときは、まだ仕事も決まっていなかった状態だったんですよ。
林業に就かれたきっかけを教えて下さい。
帰ってきてから、3回職が変わりました。 郵便局と、宅配便。 仕事自体は辛くなかったし、平日に休めたりして、それなりに魅力的なところも あったのですが、将来のことをふまえて、「このままでは」と考えていました。
そんな時、通勤途中にある山が、間伐されていたり、下草が刈られていたり、 高いところの枝が打ってあったりと、変化していくのに気がついたんです。 「誰が仕事をしているんだろう?」と思っていたら、森林組合だったんですよ。 で、トントン・・・と訪ねてみて。
はじめは、「まあ無理だからやめたほうがいいよ」と言われたのですが、 「なんとかやってみたい」と言って、こちらで仕事をするようになりました。 4月1日に入ったのですが、初めから雪が降りましてね。 まあそんな感じで、いろいろやりながら今に至っているんですが 山の仕事自体は、大変だけど嫌じゃないですね。
1日のスケジュールは?
朝は早いですよ。5時頃起きて、大体7時くらいに事務所に着ます。
作業の段取りをしてから山に入ります。 あとは、日が落ちきらないうちに山を降ります。
まさに、日が昇ってから落ちるまでですね。 遅くても7時くらいには終わります。
お休みとかはどのように過ごされます?
本当は、農業とかやりたいのですが、まだ両親が現役でがんばっているので 今は手が出せないですね。
一番下の子供がまだ小さいので、土日は面倒を見てます。
でもちょっと手が離れたので、今年になって少し減ったかな?
実際今林業に興味を持って就業を考える方にアドバイスをお願いします。
何も知らないで、先入観なく、入ってくるのもいいかもしれませんね。 これからの林業は、いろんなものと共存してゆく林業。 ただ、作業が出来ればいいという林業の時代じゃなくなってゆくと思います。
水や空気、二酸化炭素などと自然のことばかりではなく、間伐材や、日本の木の 材料としての良さをもっと知ってもらって、使ってもらうことを考えながら、 仕事が出来る方に来ていただきたいですね。
洋服とかでいえばデザインした人が、実際に作って売るわけじゃないじゃないですか。
われわれも、木を売るわけじゃないんですけど、木も丸太になって、製品、角とか板になって初めて報われるというかね。間伐で山においていかれる木だって、持ち出せば柱になったり、材料になったりするのになって思います。
確かにきつい仕事なのですが、高性能機械などを導入して、昔はトビで動かしてたものをグラップルっていう材木をつかむ機械を使ったりと、女性も出来る時代なんですよ。この辺は、まだ旧式だったりしますけど。
それよりも、この山を10年後、20年後を考えて仕事をしなければ、ならないんです。 このあたりでは、戦後に植えた木が、育てる段階から、出さなきゃいけない山になっています。
今、昔の人がせっかく植えた木を、製品になって出さないと、何も意味がない。なおかつ、残った木で山の形を残しながら材料もとれるような。そんな山を育てて行かなければいけない。
農業だと、春作って秋収穫って言うのが1年、半年サイクルで結果が見えるけれども、 林業はもっとゆったりとした時間が流れています。
50年60年という感じで。気が長くないと出来ないかな。 植えるときにも、切るときにも先を見る。一緒にやっている先輩たちを見ていると、 チェーンソーを入れるにも、この木がどうなってこうなる、先まで読みながらチェーンソーを使っていれるんですよ。
そんな、先を見るゆとりを持って仕事をするほうが、怪我もしないと思うんです。 一番いいのは好奇心とやる気。どこで何の仕事をしても同じだと思いますけれども。 「1日が終わればいいや」では、ダメだと思います。
自分自身では、山の魅力をもっと探さなきゃいけないと思うのですが、まだ教わりたいほうでね。 これをやったら、山にきたらいいっていうのはないですね。 一緒に、まだまだたくさん、山のことを考えたい、っていう感じです。
最後に今後参加される方にメッセージを
現地までは、人工林と普通の雑木の山、などを通って行きます。 どんぐりが落ちてたり、たぶんもみじとか他の木の紅葉も見れると思います。
まず第一歩は、山に行って間伐をするんだ、山の手入れをするんだって意気込まないで 森林浴でもしながら楽しい気持で入ってきてください。 後で振り返って、山の手入れをしたことよりも、山にあるものを思い出すような、 一日の中で、楽しい思い出が作れたらそれはそれなりに体験ができたんじゃないかなって思います。
何回か参加された方でも、別の感覚で山を見られると思います。 後は、当日の天候がよいことを祈るだけです。
ありがとうございました。

北都留森林組合のホームページはこちら http://kitaturu.hp.infoseek.co.jp/

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